スチームファーストは、キャニスタータイプに属する大型のスチームクリーナーです。
言い換えると、蒸気を生成するための水を入れるタンクの容量が大きい分、連続使用時間が45分と長いため、小型のハンディタイプや中型のモップタイプに比べて広い用途を期待できるんですね。
ただ、スチームファーストの公式ページには載っていない用途が、一部ネットでは出回っているみたいです。
その用途とは、エアコン掃除。確かに、エアコンも長期間使用していると、フィルター等に埃やカビの汚れが溜まってこびり付いているので、スチームクリーナーは有効だそうです。
しかし、少なくともスチームファーストでエアコン掃除をするのは、止めた方が良いみたいです。なぜなら、エアコンの素材は大半が熱に弱いプラスチックであるところ、約100度もの高温蒸気を生成できるスチームファーストを使おうものなら、部品が熱によって変形してしまいかねないからです。
もちろん、そのようにしてエアコンが故障しても保証は効きません。実際、ネット上にいくつかスチームクリーナーによるエアコン掃除方法はアップされていますが、どれも自己責任と付されていました。スチームファーストは強力ですが、それ故に熱に弱い素材が使われた部位には使えないんですね。
スチームファーストは、スチームクリーナーの中でも連続使用時間が45分とトップクラスで長く、また、蒸気の温度は約100度にまで上がるため洗浄力も高いということで、日本でも高い人気を誇るそうです。確かに、1回給水するだけで45分も高温蒸気を使用できるなら、色々な場所を掃除できそうですね。
しかし、スチームファーストをエアコン掃除に使うのだけは、止めた方が良いみたいです。
確かに、エアコンにこびり付いたカビ汚れや埃汚れも、スチームファーストの高温蒸気なら簡単に浮かせて落としやすくすることはできます。
ただ、問題なのはエアコンに使われている素材とスチームファーストとの相性にあります。
具体的には、エアコンの大半はプラスチック素材であるところ、プラスチックは熱に弱いという特性を持ちます。
それにより、スチームファーストの約100度もの高温蒸気を噴射されようものなら、エアコンの素材でその熱で変形したり破損したりする危険性が高いみたいです。そうなれば、当然エアコンの故障にも繋がります。
そのため、汚れは一応落ちるものの破損や故障を招きかねないため、スチームファーストでエアコン等のプラスチック素材のものを掃除するのは止めた方が良いそうです。