1.スチームファーストの特徴
2.使用上の注意点
3.スチームファーストの使い方
4.フローリングに使ってみた感想
5.無垢材のフローリングには使える?
6.スチームマジックと兼用して使ってみました
7.まとめ
みなさんは年末の大掃除は毎年していますか?
私は、今まで12月の月末ギリギリに大掃除をしていたのですが、数年前の年末に体調を崩して、数日間身動きが取れず掃除も出来ずに年を越してしまいました。
それからは、年末に掃除をするのではなく、夏に掃除をする場所と年末に向けて掃除をする場所と分けるようにしています。
たとえば、夏にはギトギト油の多いレンジフード周辺とカーテン、ベランダの大掃除をしたりしています。
その掃除に向けて、前回はスチームマジックミニを購入して使っていました。
夏に高圧スチームが大活躍だったので、冬の大掃除にはスチームファーストを仕入れました!!!
スチームファーストミニが、税込みの送料込みで9,960円なのに対し、スチームファーストDXスペシャルセットは39,900円なので価格差があります。
とはいえ、スチームファストミニでは物足りない部分もありましたから、思い切って購入しちゃいました。
公式サイト以外の通販サイトでも購入可能となっていますが、一番安心して買えるのは公式サイトからとなっていますから注意してチェックしてみて下さいね。
さっそく使って、お家の中を大掃除してみたいと思います。
スチームクリーナーにはボイラー式とパネル式があるって知っていましたか? そういわれても、どのように違いがあるのかなんて、分からないですよね。
簡単にイメージすると、ボイラー式は圧力鍋・パネル式は普通の鍋と考えると分かりやすいと思います。
ボイラー式の場合、噴射準備までに数分待ち時間がかかるのがデメリットですが、噴射のパワーも強いですし、温度もパワーも持続する事が可能なのがメリットです。
パネル式は、お湯がわけば準備OKなので噴射までの時間が短くてすむのがメリットな反面、噴射のパワーが弱いのがデメリットとなります。
スチームファーストは、ボイラー式の高圧スチームクリーナです。
パネル式と比べると値段はやや高いですが、温度・パワー・持続性が優れてることを考えると、仕方がないのかなと思います。
キッチン周りの油汚れは、簡単には落とせないですよね。
頑固な油汚れを少しでも短い時間でキレイにしたい、そんな時に活躍するのがスチームファーストなんです。
スチームファストが選ばれる理由は、他にもあります。
・約45分間連続運転が可能」という点。
ハンディーータイプのスチームファーストミニは、連続運転8分程度なので、その都度水を補給しなくてはいけません。
スチームファーストなら、1回の水分補給で長時間使うことが出来るので、手をとめることなくお掃除を続けることが出来ます。
・スイッチロック機能が搭載されているという点。
通常の高圧スチームクリーナーは、スイッチを押し続けていないと使用できないのですが、スイッチを押し続けるのって意外に指の力が必要なんですよね。
ハンディータイプのスチームファーストミニなら、本体も軽く持続時間が短いので押し続けることに辛さを感じません。
しかし、スチームファーストは本体も重いですし、高い場所の掃除をしている時や、延長パイプを使って床を掃除しているときには力を使います。
あまり力のない女性にとっては、ロックをかけて掃除が出来ると、とっても楽です。
・水道水を使えるという点。
一般的な高圧スチームクリーナーは、水道水ではなく蒸留水を使わないといけないものが多いです。
水道水を使うことでパイプやタンクにカルキが溜まってしまい、蒸気が出なくなってしまう原因となるからです。
スチームマジックは、水道水が使えると言っても、他のクリーナー同様にカルキは溜まります。
そこでDXスペシャルセットには、「カルキ除去パウダー」が付属されているんですね。
1年に1度は、カルキ除去パウダーを使ってお手入れをしましょう。
水に溶かしたカルキ除去パウダーをタンクに入れて、あとは掃除に使って蒸気を出すだけでタンクやパイプ内のカルキを取り除くことが出来ます。
・スチームマジックと兼用することで、効果がアップするという点。
すすぎ不要の洗剤のスチームマジックで、汚れを浮かび上がらせさらにスチームクリーナの高圧スチームで汚れを分解して落としてくれます。 あとは、洗い流すことなく乾拭きするだけでOKです。
高圧スチームですから、セット方法や使い方には注意が必要です。
内部のタンクはかなりの高温になっており、非常に熱くなっています。
圧がかかっている状態で、クリーナーの電源を付けたまま放置したり、タンクキャップを開ける事は非常に危険なので気をつけましょう。
また、タンクの水が終わったからといって、すぐにタンクキャップを開けてはいけません。内部には高温水蒸気が残っていますから、やけどの原因にもなります。
5分~10分くらいし、本体が冷めたのを確認してから、再給水するようにしましょう。
冷えているガラスに使うのは危険です。
高圧スチームを直接噴射すると、ガラスが割れてしまう可能性があります。
凍ってしまった車のガラスを溶かすのに使ってみよう!と考えて、使用するとガラスが割れることもあるので、決して使用は止めましょう。
本体のタンクには最大で1500mlまで給水が可能となっています。
それ以上入れてしまうと加熱しなくなったり、スチーム中に水が垂れたりと故障の原因にもなるそうなので気をつけましょう。
スチームマジックが届き、開封した時には本体の大きさと付属品の多さに、使いこなせるのかなと心配もありました。
付属品がすべて揃っているか、取扱説明書をみながら確認していると、こんな場所の掃除に使えそうかな、これはどんなところに使うのかな?と不安も消え去り、お掃除が楽しみになってきました。
タンクに入れる水量は、使用する時間によって調節しましょう。
500mlで約15分、1000mlで約30分、1500mlで約45分の使用継続時間となっています。
まずは、タンクキャップを開けて、タンクに水を入れます。
スチームファーストミニとは違い、給水ジョウゴが付いているのでとっても給水が楽でした。 給水ジョウゴ↓
給水してタンクキャップをしっかりと締めたことを確認し、付属品を装着してから電源プラグを入れましょう。
初めて使う時には、電源プラグにプラスチックカバーが付いていますから、取り外してから使用します。
今回は、フローリングと畳のお掃除なので、延長パイプ2本と、モップヘッドにマイクロファイバーパッドを装着して使用しました。
準備が出来たらスイッチON!
電源の赤いランプ、加熱中の青いランプが点灯します。
給水した量によって時間は異なりますが、2分から7分で温度が上昇して準備完了です。青いランプは消えたらサインで、電源の赤いランプは付いたままです
モップヘッドは、軽々と左右に動かすことが出来るので、使いやすいなという印象です。 しかし、可動域は80度となっているようなので、過剰に動かすことは故障の原因となるようなので気をつけた方が良さそうですね。
同じ場所に長い時間スチームを当てるのは、フローリングにダメージを与えてしまいますから、じっくり使うのではなく掃除機のようにサーッと使うようにしてみました。
延長パイプを2本付けているからか、そこまでの高圧に感じることはなく、フローリングが水浸しになることもなかったので安心です。
スチームの煙が出ていますが、まわりに水滴が飛び散るということもありませんでした。
最初はスチームボタンを押しながら、使っていたのですが本体を左手に持ちながらということもあり、押しながらは指が辛いです。
スチームを出し続けての作業になるようでしたら、ロックをかけて使ったほう使いやすいと思います。
高圧になるせいか、ホースの部分が熱くなり、コードが絡まってしまいました。
無理に引っ張ったりするとホースがちぎれてしまいそうなので、コードの絡まりに注意しながら使うことをオススメします。
もう少し水浸しになってしまうのかなと思ったのですが、そんなに気になることもなく、乾拭きをかける前に乾いてしまいました。
モップで水拭き掃除をするよりも、力を入れなくて済むのも嬉しいですね。
ごく一般的なフローリングなのですが、高圧スチームを使って掃除しても大丈夫そうだったので安心です。
ツヤツヤというか、サラサラになったので素足でいると気持ちよかったです。
こんなに気持ちがいいのなら、夏の素足でいることが多い時に使用したかったなぁと後悔しています。
畳にもスチームファーストを使ってみました。
畳の目に沿ってスチームをかけたのですが、フローリングに使った時よりも畳に水分が染み込んだかな?と心配になりました。
その後、乾拭きを念のためしたのですが、思っていたよりも水を含んでいなかったので大丈夫そうです。
畳みの掃除は、しゃがんで雑巾がけだったので、スチームファーストのお蔭で楽に掃除ができました。
脱衣室の床にも使ってみたのですが、本当に掃除が楽!
いつもしゃがんで雑巾がけだったのですが、サッと出来て簡単だし、力を入れなくてもいいし、しかも高圧スチームだけで汚れも落ちちゃいました。
写真の右下の黒い汚れ、落ちてます。
今回は、スチームマジックを使わなかったのですが、除菌もかねて次回からは兼用して掃除をしてみようと思います。
無垢材を使用したフローリングには、スチームフーァストを使うことはオススメされていませんが、使ってみました。
我が家は、確かメイプルの無塗装だっと思います。
4年前に2回、オイルでコーティングをしたのですが、多分もう落ちてしまっていますね。
もし、無垢材のフローリングに何かあったら悲しいので、廊下の人目につかい場所で試してみました。
高圧のスチームといっても、フローリングが水浸しになってしまうこともなかったので、安心しました。
とはいえ、このまま放置してはいけない程度には水分があるので、念のためスチーム後にはすぐに乾拭きをしました。
雑巾が黒くなっていたので、汚れを浮きだしてくれたんだなと思いました。
写真をみると多少はフローリングが濡れているのが分かると思いますが、その後の乾拭きで元通りのフローリングに戻っていました。
予想以上に、さらさらな質感になり、汚れが落ちたのかベタベタ感が消えていました。
大丈夫だったとはいえ、もともと使用はオススメされていない訳ですから、使うのは慎重にしたほうがいいと思います。
ジメジメしていな日で、カラッと晴れた日で風邪通しを良くしての使用することをオススメします。
木の淵のところに、色鉛筆で書いたような汚れを発見しました。
高圧スチームだけで試してみたのですが、まったく汚れが落ちなかったので、スチームマジックをかけて汚れ落としを試してみました。
色鉛筆の汚れは、拭き掃除だけでは落ちなかったのですが、スチームマジック&スチームファーストのお蔭で完璧とは言えないけれど、汚れが薄くなっているのが分かっていただけましたか?
スチームだけでは落ちなかった、フローリングの汚れにもスチームマジックを使ってみました。
落とした汚れの部分だけにスチームマジックをかけて、10分程度置いてから、またスチームファストを使ってみました。
細かい汚れですが、落ちていますね。
マイクロファイバーパッドは、使い終わると黒くなっていて、水を多く含んでいる状態でした。見た目も黒くなっているので、かなり汚れを落としてくれたんだと思います。
洗い流すと、真っ黒い水が!そうとうフローリングと畳が汚れていたんですね(笑)
キレイに水で洗い流し、外に干しておきました。天日干しが一番いいので、出来れば掃除は晴れた日にしたいですね。
説明書を確認してみると、低温の乾燥機だったら入れていいみたいですが、オススメはやっぱり天日干しのようですよ。
スチームですから、一か所にあてすぎてしますと、その部分だけに水が浸透してしまうので、掃除機やモップ掛けのように流れるように使うようにした方がいいと思います。
また、フローリングや畳に使った後は、乾拭きして乾かすことも大切です。
乾燥しやすいように晴れの日に掃除をするようにしたり、ジメジメした日には使用しないようにと工夫が大切だと思います。