細かいホコリがたくさんつく網戸は、不潔なだけでなく外側からも黒く薄汚れて見えてしまいます。
外して掃除をするのは面倒だし、賃貸住宅で外した網戸を置くスペースがないという場合も、スチームクリーナーを使えば比較的簡単、基本的にスチームを当てるだけで汚れが落とせます。
一般的な網戸掃除は雑巾での拭き取りですが、雑巾で表面を拭いても網目の穴まで入り込んだ汚れは、なかなかキレイに落とすことができません。
しかしスチームクリーナーなら、穴に入り込んでいる汚れも浮かせて落とすことができます。
また網戸にはホコリだけでなくカビもいっぱい、高温のスチームを使えば一気にカビを死滅させ、除菌と殺菌もできるのです。
スチームクリーナーを使う網戸掃除は、まずは軽く水拭きしておおまかな汚れを落としておきます。
ブラシ付きアタッチメントを軽く当てて汚れを浮かせ、次にモップタイプのパットをつけてスチームを噴射するのです。
スチームクリーナーは噴射スイッチを押すと蒸気が出るタイプが多いですが、長時間スイッチを押し続けるのが面倒な場合にはスイッチのロック機能付きのタイプが便利、ロックしておけば簡単に噴射し続けることができるのです。浮き上がった汚れは雑巾やハードスポンジなどで拭き取り、残った水滴も乾いた雑巾できれいに拭き取ります。
スチームクリーナーで掃除するときのポイントは上から下にパットを当てること、パットを上から下にゆっくりスライドさせて汚れを落とすことを意識しましょう。
注意が必要なのは一カ所に長時間スチームを当てないようにすること、ポリプロピレンやポリエステルの網戸は溶けてしまうおそれがあるのです。
よほど長時間当てなければ、溶けることはないですが注意しましょう。そして仕上げには、残っている水分を丁寧にふき取りよく乾かしておくのです。
スチームクリーナーを使えば外すのが面倒な網戸掃除もラクラク、薄汚れた網戸がキレイにすっきり、家の中からの視界も見違えるほどクリアに、カビやホコリを吸い込むリスクも軽減できるのです。
スチームクリーナーは汚れの部分に高温の蒸気をあてて、こびりついている汚れを浮き上がらせてくれる掃除に便利なアイテムです。
意外に勘違いをしている人が多いのですが、高圧洗浄機のように汚れをはぎ落してきれいにしていくのではなく、あくまでも汚れを浮き上がらせる効果があるのがスチームクリーナーです。
スチームクリーナーで汚れが浮き出たら、その後には拭き掃除をする必要もありますし、あまりにひどいものや素材によっては効果があまり出ないケースもあるということを理解して購入するようにしましょう。
スチームクリーナーを選ぶときに気になるのが価格だと思います。しかし価格が安いものを選んでしまうと、威力が低くて思っていたのと違うという感想を持ってしまうかもしれません。
選ぶときには価格だけでなく、どれくらいの医療区があるものなのかもチェックしておく必要があります。
まずスチームクリーナーには、ボイラー式とパネル式という二つにタイプがあります。
ボイラー式はクリーナーの内部で水を沸騰させて蒸気として噴射します。一方でパネル式は加熱パネルが温まることで水の温度を上げていきます。
このような構造の違いから、ボイラー式は100℃まで水の温度が上がるのに対して、パネル式だと80から90℃ほどまでしか温度が上がりません。
つまりパネル式よりもボイラー式のほうが高熱の蒸気を噴射できるわけです。
汚れを効果的に落とすためには威力の高いボイラー式のほうが有効といえるでしょう。
しかしボイラー式は威力は高いけれど、本体が重く大きくなる傾向もあります。パネル式は手軽に持ち運ぶことができるといったメリットもあるので、どのように使いたいか、価格や大きさ、威力などを比較して選ぶとよいのではないでしょうか。
ランキングや口コミを参考にすると、どんなタイプのものなのかがわかります。同時にスチームクリーナーを利用した掃除の仕方も知っておくと、上手にスチームクリーナーを生かすことができるでしょう。